あしたのためのクリーチャー図鑑『プレデター:ザ・プレイ』のプレデター
明日、クリーチャーに襲われるかもしれない人のための記事。
それが"あしたのためのクリーチャー図鑑"
この記事では色んな作品に出てくるクリーチャーに焦点を当てて紹介し、襲われた時の対処法を伝授していきます。
今回のテーマは夏。
夏といえばそう、アイツですね。
そんなわけで選手入場ッッッ!!!
『プレデター:ザ・プレイ』のプレデター
■正式名称:プレデター
■サイズ:2m半程度
■攻撃性:もうすんごい
■生息地:1700年ごろの南米大陸
■危険度:シュワちゃん並み
プレデターといえば映画界に燦然とその名を轟かせるアイコニックなクリーチャー。
宇宙を自由に駆け巡るほどの科学力を持ちながら、狩猟を至上目的として行動する、野蛮な宇宙人である。
映画、アメコミ、ゲームなど様々な派生作品が存在するが登場するのは基本的にはどれも別個体。
様々な部族が存在し、それぞれ価値観や行動様式に差異があるが、
・視力は弱く、装着したマスクによる赤外線カメラのような補助機能に頼っている
・拳銃弾程度ではビクともしない頑健な肉体
・透明化やプラズマ砲などのハイテク装備を使用する
・狩猟には一定のルールがある
上記の点は共通している。
今回の個体では見られなかったが、強者と認めた相手には装備を解き、正々堂々と正面から挑むことを好む。
相手の技量・体力に合わせて死闘を演じるその雄々しい姿に、
思わず【名勝負製造機】こと、ご存じ“ドラゴン”藤波辰爾を見てしまう読者も多いだろうが、この記事はクリーチャーの解説記事である。
集中していただきたい。
ただし、今作のプレデターは1作目に立ち返ったかのような残酷かつ狡猾な狩人である。
まるで新日本vs.Uインターの対抗戦で、武藤敬司が“真剣勝負”を標榜するUインターの代表選手である高田延彦相手に古典的で実戦的でないとされた、藤波辰爾の“ドラゴン殺法”の一つドラゴン・スクリューを使用し、勝利した伝説の試合のような原点回帰っぷり。
流石に脱線し過ぎなのでこれ以上の言及は止めておくとして、
何が言いたいかというと、武装を捨てて正々堂々勝負してくれるといった希望的観測は止めておけということである。
『プレデター:ザ・プレイ』のプレデターの武装解説
さて、プレデターといえば身体に身に着けた様々な特殊武器だ。
人知を超えた技術力によるものだが、荒々しい迫力を感じさせる武器の数々は、
藤波辰爾の技術とパワーに裏打ちされた“ドラゴン殺法”を思い起させる。
今作のプレデターが所持する武器を簡潔に紹介し、攻略の糸口を探っていこう。
(名称については便宜上、筆者がつけた仮名である)
●ドラゴンリストシールド
手甲に装着された小型のシールド。普段は収納されているが一瞬で展開できる。
薄型だが未知の金属を使用しており、マスケット銃を一切受け付けないほど頑丈。
武器としても活用され、殴る、斬る、展開ギミックで挟み切るなど様々な用途がある。
●ドラゴンスピア
二作目からお馴染み、今作ではセパレート機能が付いた
伸縮式の手槍。中ほどで分割し、二振りの武器としても使用可能。
人間をスパスパ切り裂き、ボコスカ殴る。切れ味抜群で、プレデターの肉体にも大きなダメージを与えることが出来る。
遠隔操作が出来るようで、敵の手に渡った時は縮小して使用不可能にした。
地味に便利である。
●ドラゴン殺人ネット砲
画像はAVPより
従来作でも使われた残虐兵器。投げ網のようなものを投射し、相手を拘束する。
拘束されると徐々に網が閉っていき、最終的にミンチにされるという殺したいのか捕まえたいのか良く分からんが、絶対に食らいたくない武器。
●ドラゴンショルダー・ジャベリン
肩にマウントされた射撃武器。鉄の杭を最大3連続で射出する。
従来のプラズマキャノンに相当する武器だが、画像のように手に持って使用も出来る。
単純な射撃武器ではなく、マスクから照射するレーザーサイトによって誘導可能。
劇中ではこの誘導機能を逆手に取られて敗北した。
このように、一説には10を超えるという藤波辰爾のドラゴン殺法には数で劣るものの、いずれも強力な武器を所持しており、様々な状況に対応可能だ。
『プレデター:ザ・プレイ』のプレデターのぶちのめし方
プレデターは強い。
肉体的にも人間を遥かに凌駕するほど強い上に、知能が高く作戦勝ちも難しいだろう。
今作でもプレデターを捕まえようとする集団*1が現れたが、罠を破られた上で全滅した。
その際に見えたのが、プレデターの肉体に対する圧倒的な火力不足。
グリズリーを素手で殴り殺せるほどの相手に18世紀基準の火縄銃ではあまりに心許ない。
今作の決め手となったのが、プレデターの武器を奪取して利用した罠であったように、相手の武器を利用した攻撃が有効となるだろう。
それは、奇しくも“マッチョドラゴン”藤波辰爾が好敵手の得意技を、あえて相手に対して繰り出す戦術に似る。単に威力の問題ではなく、自分の武器という意識があるからこその油断を突く、一種の奇襲攻撃として非常に有効なのだ。
とりわけ、今作のプレデターはまだ未熟な個体なのか、射撃武器の扱いが明らかに不慣れであるため、このような奇襲作戦はより有効に働くだろう。
『プレデター:ザ・プレイ』の主人公は力と体躯に劣る女性主人公であるが、プレデターを前にした人類にとって性差など大した問題ではない。
稀代のプロレス巧者である藤波辰爾の最も秀でた能力がそうであるように、重要なのは分析力と判断力。相手と自分の得意・不得意を観察し、有効な手を打てるかどうかが真剣勝負の場では生死を分けるのだ。
"炎の飛龍"藤波辰爾のごとく、生涯現役を貫く闘士であれば当然身に着けておくべき強さであり、今作のプレデターの付け入る隙と言えるだろう。