第1回 ヒーロー結集!実質アベンジャーズの最終作と言えましょう
どうも次郎です。
さて、第1回目ということで、みなさんご存じのヒーロー映画のレビューをば。
様々なヒーローが一つの映画に結集し、悪と戦うあの映画。
超有名シリーズの最終作であります。
長く続いたシリーズが終わってしまうのは寂しいものですね。
それではご紹介いたしましょう。
悪魔の毒毒モンスター4 新世紀絶叫バトル
製作年 2000年
製作国 アメリカ
監督 ロイド・カウフマン
製作 マイケル・ハーツ
皆さんも毒毒モンスターのことは良くご存じでしょうが、知らない人のために一応説明させていただきます。
アメコミヒーローでいうオリジンって奴ですね。
あるところに虫以下の扱いを受けているいじめられっ子がおりました。
名前はメルヴィン。
ある日、彼は
「おめぇみたいな産廃野郎はここがお似合いだ」
と、核廃棄物の溜まったプールにギャグで投げ落とされてしまいます。
ウケるwみたいなことを言いながら立ち去っていくいじめグループの背後で、ゴボゴボと核プールから這い上がったメルヴィンくんは、可哀想に怪獣ミニラがリンチを受けたみたいなボゴボゴの男前になってしまいました。
「テメェらこそ社会の産業廃棄物だ!」
と、憎しみの煮凝りになったメルヴィンくんはまさに毒毒モンスター。
教室掃除を押し付けられた辛い思い出のこもったモップ片手に縦横無尽の大活躍!
いじめっ子を次々と拭き殺し、お次は核廃棄物を捨てた企業などの社会悪を標的にますますヒートアップ。
最終的に関根勤の首を切断し、死に至らしめました。
ビッグネームの彼を筆頭に続々とヒーローが集まって来ます。
毒毒と並ぶNO2は、きちんと別作品で主役を張った由緒正しい野郎です。
キャプテンアメリカに対するアイアンマンみたいなもんですね。
我らが日本のヒーロー。
「カブキマン」
製作年 1990年
製作国 アメリカ
監督 ロイド・カウフマン 、 マイケル・ハーツ
製作 ロイド・カウフマン 、 マイケル・ハーツ
LA市警がミミズを食べて変身するという、我々の大和魂を大いに擽るヒーローです。
今作はこの和製ヒーローを登場させた慧眼が素晴らしい。
出資はNamcoですので、十分日本ヒーローと言えるでしょう。
日本国内の興行収入がいまいち振るわない後発シリーズに見習わせたい姿勢ですね。
アベンジャーズのことです。
あとはまぁ根も葉もない連中なんで割愛します。
名前だけお伝えするとデブ、雌牛男、イルカマン、バイブレーター女です。
映画はあまり詳しくないんで分からないんですが、こいつらも客演なんでしょうか?
さて、そんな頼もしい奴らが一堂に会した本作。
障碍者養護学校をオムツを履いたマフィアが襲撃するというホットスタートです。
「俺たちに要求は無い!ガ〇ジを殺したいだけだ!」
どこぞのキチガ〇介護士みたいなことを宣言するオムツマフィア達。
学校に立てこもった奴らを警察が包囲し説得に当たりますが、
なんだかやる気がありません。
「どうせガ〇ジが死ぬだけだしなぁ…」
警察もどこぞの殺人鬼みたいなことを考えているのでした。
事件の解決どころか『大事件まんじゅう』を作ってマスコミや野次馬に売りさばく始末。
てんで役に立ちません。
頼みの綱はLA市警から出張中のあの男、そう「カブキマン」だ!
カブキマン・・・?
なんということでしょう、カブキマンは酒浸りの屑に成り下がっていたのです。
正義のためとはいえ、ミミズ食いのストレスはやはり大きかったようですね。
その人間味のある駄目さに、トニー・スタークっぽさを見出すことも出来るでしょう。
今作のカブキマンは大体こんな感じなのでファンにはおすすめ出来ません。
ミミズも食わないし、あの「かぁぶぅきみゃぁ~↑ん」という変身ボイスも無い。
一体なにしに来たんだ?カブキマン。
帰ってくれ。
さて、全ての希望がオジャンになったその時、遂に毒毒が立ち上がります。
関根勤を殺害した後、すっかり丸くなった毒毒は街のゆるキャラとして愛され、ゴミ屋敷で目の不自由な彼女と楽しく暮らしていました。
しかし、やはり元いじめられっ子は弱者の声を無視しません。
彼女とのファックを途中で切り上げ、相棒のデブと一緒にモップ片手に走り出します。
正直、ここはちょっと格好いいです。
やはり、誰からも目を向けられない弱い者たちの声に応えてこそのヒーローです。
毒毒シリーズはトロマですが、割と正統派ヒーロー映画なんですよ。
しかし、デブがえっちらおっちらしてたのがまずかった。
オムツマフィアの仕掛けた爆弾で、毒毒もデブも学校も吹っ飛ばされてしまいました。
デブの肉片が飛び散った地獄絵図の中で、毒毒が目を覚まします。
なんとそこは善悪が反対になったアベコベ世界。
爆発の衝撃で次元の壁を突き抜けてしまったのです。
その世界では毒毒はバリバリのギャング。
カブキマンは元の世界と大差の無い悪党に成り下がっていました。
未だいたのか?カブキマン。
帰ってくれ。
そこから後はなんやかんや。
トロマではお馴染みの糞と小便が飛び交い、根も葉もない連中が死んだりします。
ヒーローたちが一瞬で全滅するシーンが、後発のシリーズに影響を与えたと専ら噂です。
アベンジャーズのことです。
最終的には悪の毒毒をやっつけ、毒毒待望のベイビーちゃんも誕生して大団円に落ち着きます。
毒毒の嫁さんの股からすぽんと出てきたその子には、見覚えのある隈取がくっきり浮かび上がっていました。
実は彼女の目が見えないのをいいことに、
カブキマンがベッドにちょいちょい忍び込んでいたんですねぇ。
帰ってくれカブキマン!!!
僕はアベンジャーズは詳しくなくてインフィニティウォーしか観てないんですが、
ラストの衝撃度は似たようなものでしたよ。
こんな偉大な作品を生んだトロマ・エンターテイメント。
youtubeの公式チャンネルで自社の作品を無料で公開しています。
興味を持たれた方は是非、糞と精液の海に飛び込んでみましょう!
トロマ・エンターテイメント 公式チャンネル
https://www.youtube.com/user/Tromamovies/featured?pbjreload=10